キャパが、沢田教一が、長倉洋海ほかが撮った、子どもたちの約150年!写真展 地球を生きる子どもたち
に行ってきました。
前から案内を見て行かなければと思っていたのですが、後手に回って最終日。
フォトジャーナリズムとして最高峰の写真たち。
コンテクストを考えれば考えるほど写真家と被写体の間に存在する空間に対して畏怖の念を覚えます。
見えにくいけどそこには厳然とした時間の流れがあって、被写体の生活があって、明日があって、原因があって、結果があって。
そんな一切合財を一枚の写真に切り取るという作業。残酷だけど鮮明なんです。いろんなことが。
「子ども」って時に大人が思いつかないような真理をのたまう時がありますが、
そんな真理が散りばめられているのがこの手の写真なのかと。
他愛も無いものはとても他愛も無く。
悲痛な叫びはこの上なく悲痛に。
以下、備忘。
・ニューディール政策期のアメリカの農村の母子
・CAPAの撮ったご飯をほおばる少年
・被爆した赤子
・ナガサキ焼死体
・父親の書いた花が壁にある部屋にいる布団の中の少女
・白人小学生と黒人小学生の授業
・ヒトラーのコマーシャリズム
・イスラム教お祈りの中一人立つ少年
・インドの赤子を持つ物乞い少女
・コソボの少年兵
・イラクの両足が吹っ飛んだ少女
道すがら反戦デモをやっていたことを辛うじて思い出しながら、、、帰途。