何度もユーザエクスペリエンスについて書いているが、
とても印象的なことがあったので、ここに記しておきたい。
先日、免許更新のお知らせが来た。
これは、ご存知のとおり更新対象年の誕生日の40日前に免許センターが
送付するもので、誕生日の前後で忘れることなく更新されることが求められている。
その1日後に、アマンキラ(Amankila)からダイレクトメールが来た。
内容は、
スバラシイ誕生日を迎えることを願っています!
我々はあなたが故郷(家)に帰ってくることを期待しています!
Amankiraのあなたの家族より
とあります。
Amankilaといえば、ハネムーンで言ったリゾートホテルなのですが、
そのファシリティ、サービス、気配り、対応、フード、すべてにおいて、ワタシの人生の中で最上のもので、
実際にその滞在時間を最高のものにしてくれた空間であり、時間でした。
もう1年以上も前だったので、ちょっと忘れかけていたところで、
家に帰って来いと言われるとはニクイ演出です。
免許の更新のお知らせとはエライ違いです。
たとえ、同じメッセージを伝えるとしても、100%そのもののメッセージでは、
なんの面白みも興味もわくはずがありません。
ユーザのシチュエーションであったり、状況、環境などを鑑みて、
ダイレクトメールでも、このような演出、つまりユーザ体験をさせるということが、
今後とても重要なことなのではないでしょうか。
#広告業界はこのあたりに次のビジネスフィールドが有るのかもしれません。