うまいビジネスモデルだと思ふ

日経メディアラボ
大学に無料コピー登場 学生狙いの広告媒体に

Tadacopy 東京都内の大学で、コピー用紙の裏に広告を掲載してコピー代を無料にしている複写機がお目見えしている。仕掛けたのは慶應義塾大学や中央大学の学生グループが設立したオーシャナイズ(東京・港)というベンチャー企業。慶大三田キャンパス=写真、法政大市ヶ谷キャンパスに続き、5月中に東大の駒場キャンパスと本郷キャンパスにも無料コピーサービスを展開する。大学生に的を絞った広告媒体として売り込み、就職支援サイト運営会社などを広告主として開拓している。

オーシャナイズはコピーする前に学年を利用者に入力してもらい、学年別に広告対象を絞り込む手法も研究しているという。1、2年生を対象としたアルバイトの求人広告、3年生を対象にした就職支援サイトの広告、4年生を対象にした卒業旅行パック商品の広告など属性に応じた訴求が可能ならば広告価値も高まりそうだ。

以前、学生時代にやっていたベンチャーでポラロイドカメラのフィルムのフチに
広告を出すことで、フィルム代(写真現像代もコミですね)を無料、もしくは割り引くというサービスが
あったが、それを思い出した。
最近の学生はお金を持ってるから、結構企業サイドもリクルートや採用だけではなくて
消費者としてターゲットとしているところも多いから、需要はそこそこありそう。
それに自動販売機と同じで、一度入り込んでしまうと、そこから様々なビジネスが
派生的に広がるから、とっつきは良いでしょうね。大学運営サイドとしても、
コピーで儲けようとはしてないだろうし。
問題は、大半が試験のときだけに利用して、試験後大量に廃棄される
コピー用紙への印刷がどれだけ効果があるかということだが、まあ、
見たところ優秀な大学なのでそこは気にしないでおく。
それにしても、どんどん色んなものがメディア化していきますね。
その方向性は当然だと思うのですが、あまりに横行してしまうと、
本質的なものが減っていく気がしているので、個人的には手放しで喜ぶことはできません。