神の世界

 そうか、やっとわかった。世界は幾重ものフィルターで構成された透かし絵だ。
たくさんの位相が存在し、それらは重なり合って世界に陰影を与えている。
 フィルターとは固有の振動だ。その震えにシンクロすればひとつひとつを取り出して見ることができるのだ。
 重なることによって消えるものもある。発現するものもある。でも、すべて同時に
存在して世界に陰影を与えている。リアルとは重なりあったフィルターの陰影のことなのだ。
 世界は振動でできている。命はヴァイブレーションだ。

コンセント
田口 ランディ

2001/12
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文庫

(価格・在庫状況は7月23日 12:48現在)


精神の崩壊とトランスして超常的な精神世界に入り込むのは同義なのだ。


とかく、意味ばかり考えると感じることができなくなってしまう。
感じるということは実はとてつもなく重要な能力であり、才能だ。
考える能力は磨くことができても、感性を磨くことは非常に難しい。
神はここにいる。そういうことだ。