エルゴヒューマン ガスシリンダー交換

10年ほど前に腰をやってしまってから、前職オフィスでエルゴヒューマン、あんまり良いので家でもエルゴヒューマン、新オフィスでは、アーロンチェアにしてしまったけどエルゴヒューマンと比べるとイマイチ、な日常を送っております。ここ1年間は、家で仕事をすることも多くエルゴヒューマンに座っているのが一日の2/3、いや3/5くらいはあるんじゃないか、というくらいなのですが、ただ座っているだけで、次第に高さが下がってくるのでガスシリンダー交換を思い立った次第。

素直に、ガスシリンダー交換をエルゴヒューマンのサポート修理に出すと数万円するらしい。まあ、職人さんの稼働を取るからしょうがないとは思いますが、そんなに難しい工程ではないので自分でやってしまおうと思い立つ。(そしてネットにもあまり情報が無いので、公開しておく)

色々と調べていくと、オフィシャルのパーツ購入ページでは、キャスターとアームパッドしか購入できないのですが、電話で問い合わせるとガスシリンダーも購入できるとのこと。まったくつながらない電話に10回くらいリトライをして、なんとか声からして妙齢なおばさまとお話ができる。そこで、ベーシック用のガスシリンダーとついでにアームパッドを購入(銀行振込 or 代引き)。お値段送料込みで8,030円。これで生き返るのであれば安いものである。エルゴヒューマンと違う振込先を指定されるので、少し焦るのだが、修理委託を受けているところらしいので、素直に振り込むと翌々日には到着していた。

よっしゃ、では交換だ。という話なのですが、この工程がやたら難航したので後進のために記しておきます。まずは、エルゴヒューマン シリンダー交換編を熟読しましょう。この方は、結構かんたんにガスシリンダーを外していますが、これが長年使ってきた&古いものだとやたら大変。エルゴヒューマン ガスシリンダー交換(汗)も参考になります。まさにこんな感じで、CRE556などの潤滑油を用意して、取り外しのマニュアル(これもなかなか見つからなかった)も見ながら、ガスシリンダーが取り付けられている周辺をゴムハンマーで地道にトントン、カンカンと叩く。マニュアルにもあるように、振動で勝手に外れるというのを、何度も疑いたくなるのだけど(事実疑ったこと幾度も)、他に方法もないので、地道に叩く。前述の方と同様、1時間位巌窟王よろしく、ハンマーを叩いていると、本当にポロッと外れる瞬間がある。思わず、声を出して快哉してしまったくらいです。

あとは、これまた、エルゴヒューマンの軋み音対策を参考に、ガスシリンダー接合部にシリコングリースメイトを塗布して軋みも対策しながら取り付けるのみ。キャスター側は、キャスター側を抑えてハンマー打ちすると比較的容易に取り外せました。アームパッドも交換し、あたかも新品同様になって、これでご機嫌に仕事ができます。

以下参考資料。

エルゴヒューマンベーシック取扱説明書
http://ergohuman.oaland.jp/pdf/basic.pdf

作業案内書

ゴムハンマー
シリコングリースメイト